STORY
なぜこの施術に
たどり着いたのか

3つが揃って初めて届きます。
薬剤師として「薬は人を治す訳ではない」という違和感から、昼間は薬局で働きながら夜間の鍼灸学校へ進学。先祖に宮廷主侍医を持つ台湾出身の中医師・王泰巃氏から宮廷針灸術を直接伝授され、病名ではなく「その人の身体の状態」を多角的に把握する診療スタイルを確立した。
私は患者さんだけでなく、自分の身体とも向き合い続けてきました。ぎっくり腰を繰り返していた頃、私は他の治療院にも何度も通い、本気で「なんとかならないか」と悩んでいました。その場では楽になる。でも、また戻ってしまう。なぜ戻るのか。
身体のどこかを痛めると、人は自然とその場所をかばうようになります。痛いところをなるべく使わないようにして、その分、別の場所を頑張って使うようになる。すると、身体全体の使い方が、少しずつ今までとは違うものに変わっていきます。
そして厄介なのは、痛みそのものがなくなった後です。「痛かったときのかばい方」だけが、そのまま身体に残ってしまうことがあります。本人はもう普通に生活しているつもりでも、身体は以前と同じように、どこかをかばい続けている。すると今度は別の場所に負担がかかり、身体はまたそこを守ろうとして固まる。この繰り返しを、長い年月のあいだ積み重ねてきているのが、今の身体だと私は考えています。
身体は、悪くなろうとして今の状態になったわけではありません。その時その時で、身体にとって一番都合のいい状態を選び続けてきた結果が、今の身体です。
自分の身体で何年も向き合い続けました。そして今振り返ると、身体は最後まで壊れないように頑張ってくれていました。痛みを出さないように、限界まで私を守ろうとしてくれていたのです。だから私は、身体を無理に変えようとは思っていません。身体が本来の力を取り戻せるよう、仲直りするお手伝いをしています。
私自身も、「その場では楽になる。でも、時間が経つと、また同じことが起こる」を何度も経験してきました。だからこそ、患者さんの身体にも同じことが起きていると気づいたのです。施術をすると、その場では身体が整います。それでも時間が経つと、また元の状態へ戻ってしまう方がいました。心に抱えているものが、身体の緊張として再び現れてくるのです。カウンセリングを取り入れると、変化が明らかに深くなりました。
針灸・指紋スイッチ・カウンセリング。この3つは設計したものではなく、20年・のべ4万人以上の施術を通じて「より根本へ」を問い続けた先に、自然とたどり着いた道筋です。
必要なときに、必要なものを組み合わせながら、
その人の身体と心に向き合っていきます。














